そもそも埋没毛ってどういう状態なの?

埋没毛(埋もれ毛)とは、発毛・成長した毛の毛先が皮膚のなかに埋まってしまい、黒いぼつぼつが肌に残ってしまう状態のことです。

皮膚の盛り上がりが目立つので、肌を露出するときには見た目の面で気になってしまうほか、状態が悪いと炎症を起こしてしまうこともあります。

どうして埋没毛ができてしまうの?埋没毛の原因は?

自己処理をしたことがある人の大半は経験したことがあると言われる、埋没毛。原因としては、自己処理の方法が挙げられます。

肌が乾燥した状態で自己処理を行ったり、カミソリや毛抜きで自己処理を行ったりした場合に、皮膚や毛穴を傷つけてしまい、毛穴がふさがれて毛が外に出られなくなってまうことがあるんです。

もし、埋没毛になってしまった箇所があったら、毛抜きで抜くような処置はやめましょう。
肌や毛穴を余計に傷つけてしまい、色素沈着など、別のトラブルの原因になりかねません。

できてしまった埋没毛の取り出し方・治し方

埋没毛の取り出し方・治し方には、主に以下の3種類があります。

  • スクラブやピーリングを行う
  • 自然に治るまで放っておく
  • 皮膚科で治療する

それぞれの特徴と、実際の埋没毛の状態を見て、適切な対応を選びましょう。

スクラブ・ピーリングで角質除去

埋没毛を取り除く方法のひとつは、スクラブやピーリングで角質除去のケアをすることです。

スクラブ粒子で肌をこすり表面の古い角質や汚れをこすり落とすこと
ピーリング 化学成分などで角質化した皮膚を柔らかくして除去すること

スクラブもピーリングも肌への負担がないわけではありません。毎日繰り返すようなことはせず、週1回程度を目安としましょう。

自然に取り除かれるまで放置

何もせず自然と表面に押し出されるのを待つ埋没毛は放置しておくだけでも、代謝によって古い角質が取り除かれることで毛が表面に押し出されたり、毛穴が開いて成長した毛が自然と外に出ていったりすることがあります。

しかし、皮膚の状態によっては炎症になってしまったり、色素沈着してしまうことも考えられます。様子を見ながら状態が悪くなっていないか気にかけておく必要はあります。

皮膚科で治療

炎症が起きていたり、痛みを感じていたりする場合は早めに皮膚科へ行くようにしましょう。

自分でなんとかしようとして対処を誤ると、さらに悪化して「毛嚢炎(雑菌が毛穴に入り化膿する症状)」を引き起こすことも考えられます。

毛嚢炎は、色素沈着や肌の黒ずみにも繋がってしまうため要注意です。

埋もれ毛にならないためのお手入れ方法・アフターケア

埋没毛を予防するために、以下の5点を守りましょう。

  • 自分でムダ毛処理を行わない
  • 保湿と冷却のケアを欠かさない
  • バスタイムに自己処理をしない
  • 家庭用脱毛器や電動シェーバーを使う
  • 正しい生活習慣を守る

日頃からケアに気を付けていれば、埋没毛の可能性はグッと低くなります。それぞれポイントを確認してみてください。

自分でムダ毛処理する機会を極力減らす

埋没毛の原因が自己処理のやり方にあることを考えると、埋没毛にならないためには、自分で処理する回数を減らすことが最大の対策になります。

もちろん脱毛やムダ毛の処理は必要になってくるので、脱毛サロンや医療脱毛クリニックなどで、プロの方に処理をお任せするというのも一つの手になります。

サロンやクリニックに通って、ムダ毛が生えにくい状態になれば、そもそも自己処理が必要になる頻度を減らすことができるので、埋没毛対策としては非常におすすめです。

脱毛後のアフターケアには、保湿・冷却を徹底する

自己処理後の肌は過敏になっており、乾燥しやすく、ダメージを受けやすい状態といえます。

保湿や冷却を怠ると、埋没毛の原因になりかねないため、欠かさず肌ケアを行うようにしましょう。入浴後にも、保湿成分が配合された化粧水・保湿クリームを塗るとさらによいでしょう。

保湿を徹底すれば、肌のターンオーバーの促進に繋がります。古い角質を落として埋没毛を表出させるためにも、保湿はとても重要なアフターケアといえます。

入浴時の自己処理は避ける

入浴時、お湯で暖められて水分をで潤った肌は柔らかくなっています。
カミソリの刃をで処理しやすい状態ともいえますが、肌にダメージを与えやすい状態ともいえます。

埋没毛だけでなく、肌の黒ずみなどにも関係してくるので、お風呂で自己処理は避けた方がよいかもしれません。

カミソリは使わず家庭用脱毛器や電動シェーバーを使う

カミソリを使っている方は、家庭用脱毛器や電動シェーバーに変えるようにしましょう。

家庭用脱毛器は業務用の脱毛器と比べて出力が弱いですが、その分、肌へのダメージもなく、扱いやすくて痛みも少ないとされています

また、電動シェーバーであれば、力加減によっては肌や毛穴をかんたんに傷つけてしまうカミソリと違い、肌への負担を減らし、最適な加減で毛を剃ることができます。

肌のターンオーバーを促すために、正しい生活習慣を心掛ける

埋没毛の予防として、肌のターンオーバー(肌細胞が新しくなるサイクル)が正しい周期で進むことも大切です。

毎日の生活を改善すれば、古い角質を取り除き、健康な肌の状態を保つことができます。埋没毛にもなりにくくなるので、美容のためにも以下のような習慣を心掛けましょう。

  • 栄養バランスがいい食事をする
  • 食べ過ぎや間食を減らす
  • 十分な睡眠をとる
  • 毎日、適度な運動をする
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